審査の甘いクレジットカードがあればいいですよね?
私たちがクレジットカードを持つためには、クレジットカード会社が行っている審査に通る必要があり、この審査に通る事によって初めてカードを持つ事が出来ます。
ただ、審査申込者の中には審査に不安があるため、各種情報を元にして審査の甘いクレジットカードを探しているようです。
確かに、過去に延滞や債務整理などの金融事故を起こしている人であれば、カード審査に申し込んだとしても通らない可能性が高いため、審査の甘いクレジットカードを探したいという気持ちは良く分かります。
しかし、クレジットカード会社としても過去に金融事故を起こしている人は自社顧客として受け入れた場合、今後再び金融事故を起こす可能性があるため、審査には慎重にならざるを得ないのです。
そこで、現在日本では10,000種類以上のクレジットカードが発行されていますが、この中に審査の甘いクレジットカードがあるのか?について今回の記事で解説します。
審査の甘いクレジットカードとは?
インターネット検索で『審査の甘いクレジットカード』と検索すると、審査の甘いクレジットカードに関連したサイトやブログが多数出てくると思います。
ただ、これらのサイトやブログで紹介されている審査の甘いクレジットカードのほとんどは、サイトやブログ管理者の都合によるものがほとんどです。
その代表的なものが、アフィリ報酬が高いため沢山申込をしてもらって多額の報酬を得たいというものです。確かにサイトやブログを運営している目的は何かしらの報酬を稼ぐためという人が多いかも知れません。
しかし、それと実際に審査の甘いクレジットカードは別の問題になりますので、そういったサイトやブログで紹介されているカード情報には惑わされないようにして下さい。
ちなみに、審査の甘いクレジットカードですが、これは誰でも審査に申し込めば通るというものでは無く、あくまで他のクレジットカード審査と比べて甘い傾向があるという意味になります。
各系統別にクレジットカード審査傾向が異なっています
現在、日本で発行されているクレジットカードはいくつかの系統別に分ける事が可能であり、各系統別に審査状況が微妙に異なっているのが現状です。
例えば、お堅いイメージで有名な銀行系クレジットカードは審査が厳しめですが、イオンカードや楽天カードなどの流通系のクレジットカード審査は銀行系と比べ審査が甘い傾向があるのです。
また、現在では唯一の消費者金融系クレジットカードのACマスターカード審査も比較的審査が甘い傾向があります。
ちなみに、現在の各系統別による審査状況の順番についてまとめると、下記の通りとなっています。(審査が厳しい順)
銀行系>信販系>独立系>流通系・石油系>消費者金融系
これを見ても分かると思いますが、一番左の銀行系が一番クレジットカード審査が厳しめとなっており、ACマスターカードの消費者系が一番審査が甘い傾向にあります。
支払方法がリボルビング払いのカードが狙い目です
これは、ネット検索をしてもあまり情報が出てこないと思いますが、実は審査の甘いクレジットカードにはとても分かりやすい特徴があるのです。
それは、クレジットカードの支払方法が
『リボルビング払い』
専用となっている事です。このリボルビング払いとは、毎月の返済額が一定になる代わりに返済期間が伸びるため、早めに返済しないとトータルでの支払金額が多くなるという、カード利用者にとってはデメリットとなる返済方法です。
ただ、デメリットになるのはあくまでカード利用者であって、カード会社にとってみれば受け取る利息が増える=自社利益に繋がるため、こういった顧客は是非とも自社顧客として取り込んでおきたいところなのです。
そのため、返済方法がリボルビング払い専用のクレジットカードは、一般的なカードと比べ審査が甘い傾向があります。ちなみに、リボ払い専用のクレジットカードには、ACマスターカードやJRビュースイカリボカードなどがあります。
現在キャンペーン期間中のカードも狙い目です
クレジットカード会社では、不定期に自社キャンペーンを行う事があります。そして、このキャンペーンではCMやネット広告など、現在キャンペーン期間中である事を広く世間に伝える必要があるため、かなりの広告費を使う事があります。
すると、カード会社ではこの広告費を回収する必要があるため、1人でも多くの自社顧客を獲得する必要がありますよね?何故なら、クレジットカード会社も世間の一般企業と同じく各種事業で利益を上げなければ会社の存続危機につながる恐れがあるためです。
そこで、現在キャンペーンを行っているクレジットカード会社では、より多くの自社顧客を獲得するために、通常時よりも若干緩めで審査を行っている傾向があるのです。
もっとも、だからと言って信用情報に金融事故情報が登録されている人は審査に通る事は難しいと思いますが、軽微な延滞情報のみという人や居住年数や勤続年数が若干短めの人であれば通る可能性もゼロではありません。(過去に事例有り)