セキュリティはより強固なもの
私たちが日常的に利用しているクレジットカードはとても便利なツールになりますが、そこにはさまざまな危険があります。
紛失や盗難による第三者の利用やネットショッピングにおけるカード情報の流出など。
そんなリスクに対処するためには日頃からカード管理が重要になってきますが、ネット通販大手のAmazonもネットショップになるため、クレジットカード情報の流出=カードを使うと危険なのでは?と思っている人がいるかも知れません。
もっとも、他のネットショッピングではその入力を求められる可能性があるセキュリティ番号ですが、このAmazonでは入力不要でお買い物が出来るというところも、Amazonでカードを使う際の不安へと繋がっているのかも知れません。
Amazonでのクレジットカード決済は簡単に終わります
今までAmazonでクレジットカード決済をした事のある人は すでにご存知かと思いますが、Amazonでのカード決済を行う場合に必要な情報はカード名義人、カード番号、有効期限の3点のみとなっており、この3点の情報入力によってカード決済の利用が可能となっています。
たったこの3点だけの入力でクレジットカード決済が出来るますので、他のネットショッピングサイトと比べるとやはり使いやすい感じがしますね。
先程も少し触れましたが、他のネット通販サイトでよくある生年月日やセキュリティコードの入力もありません。
もっとも、この3点の情報のみで決済可能というところだけを見れば、他のネット通販サイトと比べてもAmazonではクレジットカード決済に対して危険だ!と思うのも無理はありません。
AmazonのSSL証明書は高水準です
このSSLですが、インターネット上で暗号化したデータの送受信を行うためのプロトコルという意味です。
そしてAmazonではこのSSLを導入しており、これを簡単に言えばAmazonでショッピングをしたデータは暗号化されて通信されるため安全ですよという事です。
もっとも、近年のネットショッピングではその通信を暗号化して、第三者によるなりすましや各種情報の流出を防ぐためにこのSSLを導入しているところが多数を占めています。
ただ、Amazonが導入しているSSL証明書は、シマンテック社が発行しているSSL証明書の中で最もクラスが高いClass3の証明書となっている事から、そのセキュリティはより強固なものとなっています。
シマンテックは、現在CPS中に3つのクラスの証明書を規定しています。
各クラスの証明書は、それぞれ規定された認証レベルによって信頼性の水準を保有します。
各水準(クラス)の証明書には、それぞれ異なった機能およびセキュリティ上の特徴があります。証明書の申請者は、これら一連のサービスの中から自分の需要に見合うものを選択し、そのクラスの証明書を選択します。
出典:シマンテック社
つまり、Amazonでは高水準のSSL通信を行って顧客情報の暗号化されたデータ通信を行っているので、クレジットカード決済に対して万全のセキュリティ対策を講じていると言えます。
Amazonに限らずネット通販でのカード決済には危険が付きもの
これはAmazonに限った事ではありませんが、近年のインターネット犯罪の増加傾向から見るとネット通販サイトでのクレジットカード情報を入力する場合には、常に危険が付きまとっていると言えます。
その理由としては、ネットでは第三者が常にハッキングのチャンスを狙っており、ネット通販サイトがいくら強固なSSL通信を導入していても、肝心のあなたのパソコンが第三者によってハッキング(ウィルスに侵入されている)されたらそんなものは全く意味を持たなくなってしまうからです。
とくに、ネットショッピングで際のカード番号やセキュリティコード、さらには生年月日などの入力の際、すでにあなたのパソコンの中にウィルスが入っていたらこれらの情報が第三者の手に渡ってしまう危険があります。
ネット利用ではウィルスソフトの利用が必須になります
ネット通販サイトでカード決済を行う場合には、損害保険の付いているクレジットカードを使う、最低限あらかじめ自分のパソコンに最新のウィルス対策ソフトをインストールしておく、またはその両方の対策を行っておく必要があります。
ただ、ウィルス対策ソフトも100%安全というものでは無いので、ネット通販サイトのマイページに登録されているクレジットカード情報を削除したり、利用明細をくまなくチェックして身に覚えのない明細があったらすぐにクレジットカード会社に連絡する事などの対策も必要になってきます。
もっとも、ネット通販サイトでのクレジットカード不正利用を防ぐ最大の方法は、その支払いを銀行振込代金引換、さらにはコンビニ支払いなど、ニコニコ現金払いにするのが一番の方法になります
ちなみに、ネット通販サイトではありませんが、オフラインのショップや銀行ATMなどの端末にはスキミング用の機械(スキマー)が取り付けられている可能性がありますので、常日頃からクレジットカードの取り扱いには注意が必要になります。